中小企業での経験

【真実】実はホワイト企業は儲かりにくい5個の理由

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よく聞く「ブラック企業」という単語に相反するものが「ホワイト企業」。

ホワイト企業と聞くと良いイメージが強いのではないでしょうか?

 

 

良いところばかりで悪いとことろがないのがホワイト企業だ!くらいに思っている人もいるでしょう。

ですが、実はホワイト企業は儲かりにくい体質になりやすいのです。この辺はあまり情報がないと思いますが、経験上断定できます。

つまり、今務めている会社は限りなくホワイト企業ですが、儲かりにくい体質だという事です。私は大好きな会社ですし、経営者は社員思いであり、馬鹿みたいに大儲けしたいとか、会社を大きくしたいというタイプではないのでもともと儲けようともしてないんですけどね笑。

ホワイト企業が儲かりにくいとはどういうことか、5つの項目に分けて詳しく解説していきます。

 

ホワイト企業に就職希望の方、ホワイト企業を目指している経営者の方に読んでもらいたいですね。

 

 

ホワイト企業が儲かりにくい5個の理由

そもそも、ホワイト企業とは何なのか?

一般的には、「長時間労働がなく福利厚生が充実し、ハラスメントもなく、働きやすい環境が整っている企業」と広く認知されていると思います。

判断基準は、「有給取得率」や「離職率の低さ」、「年間休日日数の多さ」、「育児休暇取得率」、「平均残業時間」、「各種手当の充実」、などが挙げられます。

 

因みに、厚生労働省が定めている安全衛生優良企業公表制度(ホワイトマーク認定)もホワイト企業としての定義になるかと思います。

 

安全衛生優良企業公表制度について

 

ただ、一般的に広く認知されているホワイト企業の定義とは少し違うようなのでここでは別物としておきます。

 

それでは、ホワイト企業が儲からない5つの理由を解説します。

 

 

周りを気にして言いたいことが言えない

ホワイト企業はハラスメントに注意しています。

そうすると、言いたい事が言えない環境になっていきます。

業務上絶対に指摘したほうが良いことでも、「これを言ったら相手は傷つくかな」、「嫌な顔されたらいやだな」、という思考になりがち。こういった考えを持たせてしまうのはホワイト企業の文化のせいです。

時には叱ったほうが良いこともあるはずなのに叱る事すらできない。パワハラになりかねないからです。

 

言いたいことが言えないもう一つの理由が、仲が良すぎること。

ホワイト企業はギスギスした人間関係にはなりづらく、基本的に職場の関係性は円満です。

その関係性を崩したくないがために上司ですら部下に対して言いたいことが言えなくなっています。

これでは、会社内の個人のスキルは向上しないし、問題解決もできなくなってしまいます。

儲かりづらくなるのは目に見えています。

まぁ、私は言いたいこと言っちゃうんですけどね笑。

 

 

仕事はあるが残業してはいけないという風潮

ホワイト企業は長時間労働に敏感です。

36協定では、通例月に45時間以上の残業は基本NG。

 

【最新】残業時間の上限は月45時間・年360時間に |36協定とともに解説|転職Hacks

 

なので残業管理は徹底されています。

残業時間に厳しいと仕事を受けなくなるケースも。個人に頼みごとをする際に「今月は残業時間が・・・」などと言われて断られたり、納期を伸ばしてほしいと現場に言われたり。

これでは、せっかく仕事を取ってきた営業のモチベーションが下がります。会社の方針なので多少は営業も考慮できると思いますが、頻繁に言われてはさすがに対応しきれませんしお客様にも迷惑が掛かります。

仕事があるのに残業ができないと儲かるものも儲からないですね。

過度な残業管理には注意が必要です。

 

また、会社のみならず個人としても残業代で稼ぐことができないのは痛いところです。

管理職に昇進して役職手当やみなし残業代をもらえるまでなかなか給料が上がってこない事もあります。

毎月同じ数字の明細書を見るのはちょっと辛いかもです。

私は管理職ですが、定時に帰っているので影響を受けていないどころか、残業しなくてもみなし残業代が入ってくるのでとてもいい環境で働かせてもらっていると思っています。

管理職が定時で帰れるの?と思った人はブラック企業脳なので注意が必要ですよ笑。

 

 

 

休みが多く生産日数が少ない

ホワイト企業は休みが多いです。

年間休日日数が120日を超える会社がホワイト企業は多いでしょう。

因みに、2016年ごろの統計では年間120日以上の休日がある企業は3割しかないそうです。

もちろん、有給は別で。他にも、福利厚生の一つで、誕生日休暇、記念日休暇、子供の誕生日休暇、などの有給消化外の特別休暇なんてものもあります。

勤続年数が長くなるとリフレッシュ休暇なんてものもあり、連続休が取得できることも。

 

しかし、この年間休日の多さに反して生産日数は減ってしまいます。単純に仕事をする時間が短くなればそれだけ売上も生産量も落ちるという考え方です。

営業日がもっとあれば仕事が増えるかもしれないですからね。

でも、実はこれは書いといてなんですが、ただの妄想です。

なぜなら、日本Microsoft社の取り組みで週休3日にしても売り上げが下がったどころか、生産性が上がって効率化できたそうです。

 

日本マイクロソフト、週休3日制導入実験で生産性が40%も向上。会議は30分まで、メール対応も制限 – Engadget 日本版

 

休みを増やすと売り上げが下がるというのは根拠がない事です。

その考え方がステレオタイプに捉われている証拠です。

生産性が上がったなら休日を減らしてもっと仕事させれば売り上げが上がるという考え方はブラック企業脳なのでやめましょう笑。

 

 

人が辞めずに増えていくのでコストがかかる

ホワイト企業なので働きやすい環境、定時上がり、休みも多いので辞める人は少ないです。

3年内離職はまずありえないです。

が、勤続5年くらいになってくると変わってきます。

大半は辞めないのですが、勤続5年くらいの新卒入社社員で優秀な人は辞めていきがちです。

ホワイト企業はノルマもないし、言うべきことをガツンと言える上司も少ないので、刺激が少なく、他社に転職していきます。

どこか日本人の固定観念で仕事はバリバリやるもの、数字を上げてナンボという考えがあるのか、少しブラック寄りの会社に転職していきます。

優秀な人はブラック脳も持っているという事です。おそらく、ストレス耐性が優れている人って優秀な人が多いんだと思います。辛抱強くやっていける人はブラック企業でも大丈夫でしょう。

私も確かに転職を考えたことがなかったわけではないですが、今の会社でよかったと思っています。

しかし、大半は残るという事で、人は増えていきがちです。しかも2623の法則で言う上位の2の人たちが辞めていくので生産性が普通科低い人たちばかり。

コストばかりがかかるので利益が出にくい構造になりがちでやっぱり儲からないですね。

 

 

過度な社員ファースト

ホワイト企業的な取り組みというのは、お客様へのアピールになりますし、社会的な貢献にもなりますし、採用での武器にもなります。

しかし、最大の目的は社員への還元です。

今まで紹介してきたような、過度な社員ファーストが儲からない仕組みを生み出してしまっています。

本来は、社員が働きやすい環境や待遇を設けることでもっと仕事に集中してもらって業績向上を目指すことがホワイト企業を目指す目的のはず。

しかし、儲からない仕組みになると社員に還元するお金が稼げない体質になり、社員のためにやっていたはずが社員のためにならないという事態に。

やっぱり、お金は大事ですから。

 

そうなる前に気づいて方向修正しているところにいるのが、私が勤めている会社です。

ホワイト企業を保ちつつ、業績も上げて給料を増やしていこうとしています。新しいことにチャレンジする文化はあるので、思いついたことはどんどん行動しているところです。

 

まとめ

ホワイト企業が儲かりにくい理由を5つ挙げました。

 

  • 周りを気にして言いたいことが言えない
  • 仕事はあるが残業してはいけないという風潮
  • 休みが多く生産日数が少ない
  • 人が辞めずに増えていくのでコストがかかる
  • 過度な社員ファースト

 

どれも社員を思っての施策が裏目に出ています。

少し大げさに書いている部分もありますが、ホワイト企業のリスクを挙げたつもりです。

ただ、そこで働く社員全員が納得する環境整備は無理だと思います。

働きやすい環境を求めている人もいれば、どんどん数字を挙げて業績を向上していく事に価値を感じる人もいる。

後者はホワイト企業のような待遇よりは数字を挙げた分インセンティブで給与に反映してもらったほうを好むと思います。

やっぱりそういう人はホワイト企業でも辞めていきますね。

 

大切なのは自分がどうしたいのか、何に価値を感じているのか。

経営者であれば、経営理念を明確にしてそこからブレない会社作りが必要です。

 

ホワイト企業に就職する目的、ホワイト企業を目指す目的を明確にしてブレずに突き進んで欲しいと思います。

 







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新潟県在住の30代会社員。奥さん、子供2人の4人家族。(2020年現在)
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